「ニンテンドー・イン・アメリカ」ー翻訳書が刊行されました

「ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力」(早川書房)が刊行されました。 ゲームには人を捕えて離さない不思議な魅力があります。だからこそ、ビジネスとしても大きく成長しているのだと思います。 スーパーマリオやゼルダに熱中したことのある方、自分はあまりプレイしたことがなくても、子供たちや若者がなぜあんなに夢中になるのだろうと不思議に思っている方、ビジネスとしての大きさに関心のある方。いろいろな方にいろいろな読み方をしていただける本だと思います。 この本は、このマリオ誕生から始まる宮本氏の数々のゲームへの取り組みの歴史でもあります。 先日、マリオの生みの親である宮本茂氏は、今の立場を離れて、もっと規模の小さいプロジェクトに取り組むと発表しました(報道記事はこちら)。 この本はまた、典型的な日本のオーナー企業が、カリスマ的な経営者のもと、米国の熾烈なゲームビジネス戦争を勝ち抜いてきた歴史の本でもあります。 これから任天堂は、マリオは、宮本氏はどこへ向かっていくのでしょうか? 冷酷なビジネスと無私無欲な技術者、デザイナーたちの熱い思い・・ 並走する対照的な二つの物語をお楽しみいただければと思います。